2022年5月吉日
ソフィア経済人倶楽部(SBC)ニュースレター 第41号
先のゴールデン・ウィーク、皆さん、久しぶりに旅行や帰郷を果たされた方もいらっしゃると思います。コロナは消えないものの私達もウィズ・コロナの中、生活を活性化させる知恵を付けつつあるという実感も湧いてきました。そしてオール・ソフィアン・フェスティバル(ASF)が5月29日(日)開催されます。残念ながら恒例のSBCによるSJガーデンでの催しは構内で飲食ができないことから今年も開催できませんがASF自体はリアルとWEBのハイブリッド開催で盛り上がりそうです。
*ASFの情報はこちらから
https://sophiakai.net/asf2022/?sl=sld20220510
今回のニュースレターはSBCが取り組む産学連携講座、2021年度秋期講座の成果などをご報告いたします。
2021年度 産学連携講座「企業のグローバル人材とリーダーシップ」報告
1)前年講座のあらまし
コロナ禍の中、昨年度も講義の開始される直前まで大学側の運営方針が明確にならず、直前で10月末までを目途にオンラインにて講義を開始するという状況でした。その後、11月に入ってから講座の終了する1月まではキャンパスでの対面講義となり、コロナ禍の中ですべての講義をリモートにて行った2020年度とは異なり、講師の方々と受講学生の“熱”を直に感じ、改めて対面授業のありがたさを感じることができました。
2)講座の概要
SBCは、大学と「グローバリズムとリーダーシップ」をテーマに産学連携講座を創設、運営してきました。
2021年度も秋期講座として「企業のグローバル人材とリーダーシップ」をテーマに上智大学教授 浦元義照先生のご指導のもと、9月28日から1月18日まで14回にわたる講義を実施。この14講義には新たに2名の講師の方々も加わり、SBC産学共同教育委員を含むソフィアンOBOG、総勢11名にて運営されました。
3)講座の運営方法
講座はガイダンスに始まり、10回に渡る講義の中間にグループワークを挟み、グループプレゼンテーションという流れで進行し、最後に講義内容に関するテーマレポートを提出する構成です。当該講座は、一般教養の2単位を構成し、多忙を極める講師のゼンテーション及び最終レポートの評価にて成績が決まります。講師のご紹介と講義テーマは下記の表をご参照ください。
4)浦元義照特任教授プロフィール:
上智大学外国語学部英語学科1974年卒。卒業後、ハーバード大学ケネディ・スクールでMPA修士号を取得。国連で33年勤務。国際公務員として国際連合児童基金(UNICEF)をはじめ国際連合工業開発機関(UNIDO)事務局次長を経て国連を退職。
2012年、国際労働機関(ILO)アジア太平洋地域総局長などを歴任。その後、上智大学グローバル教育センター特任教授を経て、昨年度まで上智大学教授として指導、2022年3月末に退任されました。
講師陣とテーマは以下の通りです(敬称略)※クリックで拡大
5)新教育体系により全学共通科目へ
大学では、当年度より新教育体系へ移行しており、当講座は全学共通科目(展開知)として再定義されています。現代社会において関心の高い、もしくはこれからの社会を構想する上で重要と思われるトピックス、「環境」・「ジェンダー」・「国際平和」・「国際協力」・「共生社会」・「サステナビリティ」・「グローバルリスク」・「ダイバーシティ」・「インクルージョン」・「ケア」 等のキーワードを掲げ、それらに関連した科目を学生が個々の学問的興味や関心によって主体的に履修できるような工夫がなされています。
本来、当講座は産学連携講座のため、その運営にあたっては教授がコーディネータとして関与することが必須とされていましたが、今年3月末に浦元教授が退任されたこともあり、大学側でルールを変更し、非常勤講師にてコーディネータを兼ねることが認められました。これも歴代講師の皆さまのご支援のおかげもあり、当講座がその実績を大学側から認められているが故のことだと感じています。
6)来期に向けた現況
現在、秋期講座開講に向けて、新たに3名の講師の方々を迎え、講義内容等の調整をすべく準備をしているところです。また、開講の時期が近くなりましたらご報告したいと思います。
以上